ベネズエラ事業における大きな負債
今月3日、アメリカの食品・飲料企業であるモンデリーズ・インターナショナル社(商品:オレオなど)は、ベネズエラにおける負債が7億7800万ドルにのぼると報告した。
また、ベネズエラの経済環境・規制環境・ビジネス環境は困難な状況である為、負債の回収は見込めないという。モンデリーズ・インターナショナル社は、今後もベネズエラ事業における不確実性は継続すると述べている。
ベネズエラのビジネス環境
ベネズエラ経済は昨年と比べると10%縮小し、2019年まで不景気状態が続くと予測される。
現在、ベネズエラは、ハイパーインフレーション、政治的内紛、深刻な経済状態と混沌としている。通貨換算性は欠落し、1ドルあたり1003ボリバルに換算される。(昨年:1ドルあたり183ボリバル)
ベネズエラ事業の決算方法変更
モンデリーズ・インターナショナル社は、2015年第4四半期からベネズエラ事業の決算方法を変更すると述べている。ベネズエラ子会社の売上高、収益、純資産(総資産より総損益を差し引いた額)を連結決算報告書に反映しないという。
連結決算報告書からベネズエラ事業を分離する企業は、モンデリーズ・インターナショナル社に限ったことではないという。昨年10月、ペプシ社はベネズエラにおいて14億ドルの負債が生じ、連結決算報告書に反映しないと報告した。
(画像はoreo HPより)

Mondelez International-Venezuela Accounting Change
http://ir.mondelezinternational.com/releasedetailCNN Money
http://money.cnn.com/STOCKS MARKET.IN
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