戦略的パートナーシップの締結
今月13日、ドイツの携帯電話事業者ミリコム・インターナショナル・セルラー社(以下ミリコム)は、南米やアフリカにおける新興成長市場での事業拡大に向けて、アメリカのインターネット動画配信事業者ネットフリックス社とパートナーシップを締結すると発表した。
ミリコムの安定的な高速データ通信網を介して、ネットフリックスのインターネット動画配信サービスを提供するという。
パートナーシップ締結と利用者の特典
「Tigo」「TigoUNE」ユーザーは、ネットフリックスのアプリが搭載されたAndroidスマートフォンへの契約変更も可能となり、ネットフリックスが提供する多種多様な映画・テレビ番組のオンデマンド配信サービスを利用できる。
また、「Tigo」ユーザーに対しては、「TigoSmart mobile」あるいは「TigoStar」のプラン契約時に、ネットフリックスのプリペイドカードを特典に付ける予定であるという。
パートナーシップ締結により事業拡大
パートナーシップ締結により、ミリコムのAndroidスマートフォン「TigoSmart」は、あらかじめネットフリックスのアプリを搭載できる。
また、ネットフリックスは、ラテンアメリカにおける「TigoStar」「TigoSmart」ユーザーに対して、動画配信サービスを宣伝することが可能になる。
ミリコムは、南米において250万戸以上にケーブルネットワークサービス「Tigo」「TigoUNE」を提供している。ボリビア、コロンビア、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、パラグアイの7か国3200万人以上が、ミリコムの携帯を利用している。
今後、ミリコムは、ケーブルネットワークサービスの提供規模を1000万軒以上に拡大する計画である。ネットフリックスとのパートナーシップ締結により、ミリコムのケーブルテレビ、インターネット、携帯電話サービスは向上し、事業拡大が期待できるという。
(画像はMillicom HPより)

Business Wire
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