ブラジル最大の輸出企業 エンブラエル社の業績好調
4月30日、ブラジルの航空機メーカーであるエンブラエル社は、2014年第1四半期における純利益が2億6,280万レアル(約1億1,800ドル)を計上し、前年同期から319パーセント増加したと発表した。
(画像:エンブラエル社ホームページ)
また、売上高は計29億レアル(約13億ドル)となり、前年同期から35.8パーセント増加した。内、防衛・安全保障分野における売上高が9億3,140万レアル(約4億1,900万ドル)を占め、前年同期から87パーセント増加した。
EBITDA(金利・税金・償却前利益)は、2013年の第1四半期における約2億レアルから、3億5,470レアル(約1億5,900万ドル)に上昇した。
第1四半期末における注文残高は192億ドルとなり、2009年6月以来の最高水準となった。民間航空事業の拡販によるところが大きい。
世界第4位のシェア 小型機に強み
エンブラエル社(EMBRAER、Empresa Brasileira de Aeronáutica)は、ブラジルの航空機メーカー。ボーイング社、エアバス社、ロッキード社に続く、世界第4位のシェアを持つ。ブラジル政府の国営企業として設立され、その後民間企業に売却された。現在ではブラジル最大の輸出企業である。
航空機上位3社の主力が大型ジェット機であるのに対し、エンブラエル社はリージョナルジェットや小型機を主に生産している。

プレスリリース
http://www.embraer.com.br/エンブラエル社ホームページ
http://www.embraer.com.br/en-US/Pages/Home.aspx